2005年7月1日金曜日

Web2.0な世界ではPerlがいい

antipop2.0 - Perler な Blog を列挙祭りのエントリでhori-uchi.comを取り上げてくださっていただいたのに最近Perlの話題あんまり書いてない!ということでちょっと思うところを書いてみたいと思います。

世の中にはいろいろなプログラミング言語が存在しますが、Web2.0な世界ではPerlがいいんじゃない?って話です。
Web2.0というと幅が広いですが、ここで言うWeb2.0はアプリケーション同士がAPIを通して相互に接続される世界とします。
このWeb2.0な世界でなぜPerlがいいのか、僕が考える理由は以下の3つです。
-型のない言語
-強力な正規表現
-CPANの存在
APIの実装はRESTやXML-RPC、SOAPなどを使った、XMLをデータのフォーマットとしてやりとりするというものが一般的です。ですので、各アプリケーションはXMLを解析し、処理すると必要がでてきます。XMLをプログラム内で扱う際にはXMLデータをXMLの階層構造を表現したハッシュであるとか、構造体のような形式にする必要がありますが、型を指定しなければいけない言語だと、いかようにもできるXMLをそういうデータ形式にするのは大変だろうなーと思います。その点PerlはXML::Simpleなんかをつかうと、

my $xml_href = XML::Simple->XMLin($xmlfile);

という一行でXMLのデータ構造をそのまま表したハッシュに変換してくれます。

また、XMLを解析してデータ形式に変換というような作業は結構時間のかかるものですが、Perlには高速で強力な正規表現があるので、これを使って、高速に特定のデータを抜き出すなんてことも簡単にできます。

最後にCPANの存在を忘れてはいけません。今後はAPIを提供するようなサービスが次々に出てくると思います。CPANには人気があるサービスだとそれらのAPIを簡単に使えるようにしてくれるモジュールがたいてい存在しています。Net::AmazonNet::GoogleWebService::BloglinesWebService::Hatena::Fotolifeなど数え上げればきりがありません。
これらを使えば旬なサービスを簡単に使うことができます。

こんな訳で、APIでサービス同士がつながるWeb2.0な世界では、Perlがまた脚光をあびるんじゃないかなと思いました。


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